フランス人の自家製ドレッシング

フランス人の自家製ドレッシング

私の主人(フランス人)が初めて夕食を作ってくれたときのエピソードをご紹介します。

もちろんapéroから始まり、アペタイザー→メインディッシュと続いた食事の最後にサラダを食べたのですが、そのドレッシングがとっても美味しかったのが印象に残っています。(ちなみにフランスは地方によってサラダを食べるタイミングが違うのだそうです。最初だったり、最後だったり。)

実はそのドレッシング、主人の手作りだったのです。手の込んだことしてくれるなあと、感心してしまったのを今でも覚えています。日本のスーパーではドレッシングの種類が豊富なので、自分で作るという方は少ないのではないでしょうか。私も当時は市販のドレッシングを使っていたので余計に驚いてしまったわけです。

一方フランスの一般家庭では、ドレッシングを手作りするというのはごく普通なことで、全然特別なことではないということを後から知りました。日本人が炊飯器でご飯を炊く感覚に近いほど、当たり前で簡単なことなのだそう。

ちなみに、Chloéから聞いたフランス版キッチンでの役割分担早見表(年齢別)がこちら👇
8歳 ドレッシング作り・アップルケーキのアップルトッピング
12歳 マヨネーズ作り・パンのカット
15歳 パンのカット・野菜のカット

日本だったら8歳頃にはお米を洗ってご飯を炊けるくらいでしょうか。たしかに12歳頃にもなれば包丁も使えるので、具材のカットもお手伝いできますね。

こんなふうにフランスの家庭では、家族の役割分担にまで自然に組み込まれているドレッシング作りですが、ここからは各家庭で受け継がれているドレッシングレシピについて紹介します。

まず基本的に、どの家庭でもオイルとビネガーは必ず使います。それを基準にして、マスタードやみじん切りにした玉ねぎ・ニンニク、ブラックペッパー、絞ったレモン、ハニー、ナッツ、ハーブ類などを家庭ごとのアレンジや好みによって足したりします。

また、一口にオイル、ビネガーといってもフランスにはたくさんの種類があるので、その分組み合わせは無限大!サラダに使う野菜の種類や、その日の気分によって味を変えたりできるのも楽しみのひとつです。

作り方はいたってシンプル。好きな材料をボウルに入れてスプーンで混ぜるだけ。

難しい名前のハーブを使ったり、ブレンダーで混ぜたりする工程はないので、お家でも簡単に作ることができます。ちなみに我が家は最近トマトビネガーにハマっていて、ドレッシングには必ずこのビネガーを使います。醤油をほんの少し入れても香ばしさとコクが加わり美味しくなります。

フランスではサラダがメインディッシュになるほど、ボリュームがあって具材がたくさん入っています。鴨や砂肝、チキンやサーモン、フルーツなどなど・・・地方ごとにご当地サラダなんかもあるので、その分ドレッシングも身近なものとして生活に浸透しているのかもしれません。

みなさんもぜひ、お気に入りのドレッシングレシピを見つけてみてください😊

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